from our Memento Box fromis_9

from our Memento Box fromis_9

2023年1月3日 1 投稿者: smith

2022年のベストアルバム2枚目はfromis_9のfrom our Memento Boxです。

 

 

韓国の8人組アイドルで、BTSを輩出したHYBE LABELS傘下の事務所に所属しています。

年齢は20代前半、全盛期が完全に今かと思います。

ルックスやファッションはBLASCKPINKやaespaのように派手で攻撃的ではなく、

親しみやすいカジュアルなファッションで、健康的で等身大の女性像を作っています。

  

 

彼女達の曲は、初期から生音主義で、ターゲットを絞っているように感じます。

似たように生音主義のKPOP代表でApinkがいましたが、

途中から路線変更をしてしまい、自分は聞かなくなってしまいました。

Apinkのライブは生演奏で、バックバンドがガチだったので飽きが来ませんでした。

路線変更が本当に残念。。。

 

リード曲は「Stay This Way」

いわゆる水着ソング。夏のビーチリゾート系のMV。

一括りにしてしまえば彼女達の曲はKPOP。

ですが、彼女達の音楽は押し付けがましくなく、日本人には優しい音楽に聞こえてきます。

なぜなのか?

 

トータルパッケージがJPOPに近いんです。

 

KPOPによくあるのが、

①あからさまに2番に無理くりRAPパートを作ること(RAPメンバーに歌割りが必要なため)

②テーマとなる奇抜な歌詞を連呼させる(キャッチーな方が売れる)

だと思っていて、

fromis_9の曲は、わざわざそれを目立たせることはせず、

曲の構成の起承転結の中で上手に活用されており、心地よい構成になっています。

 

また、使っているコードの数も多めで、これもJPOPに近い。

コードの数はJPOPらしさを作る上で最重要かと思います。

分かりやすい解説動画置いておきます。

 

彼女達の曲は、このJPOPに近い感覚=歌謡曲感をアイデンティティとしており、日本人には優しいのです。

 

それでも、音質はKPOPらしさは忘れず、ベースは大きく、掛け声/合いの手も忘れずに散りばめられています。

JPOPとKPOPをバランス良くミックスさせて完成度が高い。

”懐かしいけど新しい”。これがハマってしまう理由なのかもしれません。

 

 

”懐かしいけど新しい”は、令和の時代に求められているストリームではないでしょうかね。

アルバム全曲素晴らしいので、聞いてみてはいかがでしょうか。

 

生演奏版も置いておきます。